【2021年最新】SEOツールとは？競合サイト分析ツールの機能一覧・導入メリット・実現できること

Webメディアの運営に必須のSEO。自分のウェブサイトを検索結果でユーザーに見つけてもらいやすくするための施策ですが、これを支援してくれるのがSEOツールです。ここでは、SEO対策に役立つSEOツールにはどのようなものがあるのか、基礎知識や機能、導入のメリットを紹介します。

SEOツール・競合サイト分析ツールの導入を検討している方は以下の記事も参考にしてください。

【比較】おすすめSEOツール 8選｜選定ポイントと導入実績豊富な「競合サイト分析ツール」の特徴や活用事例

SEOツールとは

SEO（Search Engine Optimization）は、検索エンジン最適化のことです。自分のウェブサイトの内容をGoogleやYahoo!といった検索エンジンにきちんと理解してもらえるように最適化し、検索するユーザーに自社の情報を届けられるようにするためのものです。

SEOには、大きく3つの方向性があります。HTMLの最適化やユーザビリティの改善を行う内部対策。ウェブサイトのPRやソーシャルメディアでの認知獲得を通じて他サイトからの被リンクを得る外部施策。そして、ユーザーの課題を解決するコンテンツを作っていくコンテンツSEOです。これらを実際の工程に落とし込むと、膨大なデータ分析が必要となり、施策の実行においても多くの作業が発生します。

SEOツールは、これらの業務を効率化し、より有効なSEO対策を可能にしてくれるものです。特定の機能に絞り込んでいるツールや、多彩な機能を備えているものなど多種多様なサービスが提供されています。

SEOツールで実現できること

SEOツールでできることは、大きく次の3つに分けることができます。

• 検索順位調査
• キーワード調査
• コンテンツ診断

ひとつずつ見ていきましょう。

検索順位調査

自社のWebサイトの検索順位をキーワードごとに確認できます。SEO対策の結果をモニタリングするために必須となる機能で、順位が低いキーワードを見つけ、対策が不足しているページの発見に繋がるツールです。順位の推移をグラフ化できるため、施策の振り返りにも役立ちます。

ツールによっては、競合の順位を調査できるものやデバイス別の順位を調査できるもの、検索結果上での見え方を調査できるものも存在します。

手動で検索し目視で順位を確認する手間を解消してくれるため、SEOに関する業務の大幅な時間短縮が見込めます。

キーワード調査

キーワードの検索ボリュームや競合性、共起語、サジェストワードなどを調査できます。コンテンツを作成する際に狙うべきキーワードの精査を行ったり、まだ自社サイトでは獲得できていない検索ニーズを把握したりして、コンテンツの制作を手助けしてくれます。

ユーザーが利用するキーワードを把握し、作るコンテンツの優先度を決められるなど、SEO施策の精度向上が見込めます。

コンテンツ診断

検索エンジンの評価を上げられるコンテンツになっているか、診断するための機能です。

検索順位調査だけではわからない、「ページの中のどこまで対策できているのか？」を、タグの評価やキーワードの出現頻度、コピペチェック、リンク切れチェックなどの内部対策チェックを通じて明らかにすることができます。また、被リンクが確認できる外部リンク調査ツールなどもあります。

1ページごとに施策状況を確認する手間を解消してくれるため、SEOに関する業務の大幅な時間短縮が見込めます。

SEOツールの導入で得られる効果

調査・分析にかかる時間を削減できる

SEO対策では、自社や競合のWebサイトの現状把握、狙うべき検索キーワードの調査や選定、コンテンツの最適化など、やるべき工程が非常に多く膨大なデータ分析が必要になります。少量のキーワードであれば目視、手作業で進めることもできなくはないですが、複数のキーワードを調査・分析するとなると、手作業で行うのは現実的ではありません。

SEOツールを活用すれば、調査・分析にかかる手間や時間を大幅に削減できます。また、ツールを使わないと収集が困難なデータも多く、SEO対策においてツールの活用は必須となっています。

SEO対策の有効性を高める

SEO対策には「これが正解」というものはなく、細かな改善を繰り返しながら最適化を図る作業の繰り返しです。ただし、「これはNG」というものは比較的明確になっているため、問題点を早期に見つけて改善していくことで、スピーディにSEOの精度を高めることができます。

SEOツールは、検索順位への影響があると考えられる箇所を見つけ、スムーズな改善を支援します。メディア運営の初心者であっても扱いやすいツールも多く、Webメディアの成長を強力にバックアップしてくれます。

SEOツールの機能一覧

SEOツールには、さまざまな機能を搭載している多機能タイプと、ひとつに特化した単機能タイプがあります。以下に、SEOツールの代表的な機能を整理しました。 

SEOツールを選定する際の4つのポイント

ここに挙げた以外にも、SEO対策に役立つツールは多数提供されています。機能や用途によってSEOツールを選定する際の4つのポイントをご紹介します。

• なんの機能が欲しいか
• 多機能型か単機能型か
• 無料か有料か
• 自社のリソース・ノウハウで使いこなせるか

SEOツールは、無料・有料含め、多くのサービスが提供されていますが、どのようなツールを導入すべきか見極めるのは簡単ではありません。自社サイトで活用する際にどの点を重視するか、どのように利用するかを事前に決めてから導入するとよいでしょう。

詳しくは「SEOツール 8選｜比較・選定ポイントとおすすめ「競合サイト分析ツール」の特徴や活用事例」をぜひ、ご覧ください。

Googleが提供する無料ツール

これまで見てきたようにSEOツールには様々な種類があります。ここではGoogleが提供する「検索エンジン最適化スターターガイド」でも紹介されている無料のツールをご紹介します。
 

Google Search Console

Googleが提供するGoogle Search Consoleを利用することで、流入キーワードやクリック数など役立つ情報を得ることができます。インデックスの状況などもわかるので、自分のサイトに問題があればその問題を特定することにも役立ちます。

Google アナリティクス

Googleが提供するアクセス解析ツール、Googleアナリティクスです。ユーザーがどのようにしてサイトにたどり着いたか、サイト内でどのように行動したかを把握することができます。また、SEOの効果を順位ではなく、自然検索経由での流入という形で把握することもできます。施策の効果検証データとして使うことができます。

Webサイトの成長にはSEO対策が必須

初めてのWebメディア運営で起こりがちなのは、とりあえずメディアを立ち上げてからSEO対策を取ろうと考えるケースです。しかし、計画段階からSEOツールを活用したメディア設計をしていれば、より短期間に軌道に乗せることも可能です。現在は無償・有償含め、多くのツールが提供されているので、自社に適したものを選ぶようにしましょう。

SEOツール・競合サイト分析ツールの導入を検討している方は以下の記事も参考にしてください。

【比較】おすすめSEOツール 8選｜選定ポイントと導入実績豊富な「競合サイト分析ツール」の特徴や活用事例