課題を抱える企業に対して、専門性の高いフリーランスを紹介するフリーランスエージェント(フリーランスマッチング)。多様な課題の解決に役立つサービスですが、メリットを享受するには自社に適したサービスを選ぶことが重要です。この記事では、フリーランスエージェントの選定ポイントや利用時の注意点を解説します。

また、導入実績の多い代表的なフリーランスエージェント(フリーランスマッチング)をご紹介します。実際に利用する企業の活用事例も交えながら、サービスの強みや特徴の解説を行います。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。

フリーランスエージェントの比較方法・選び方

フリーランスエージェントを比較選定する際のポイント

フリーランスエージェントを比較選定する際のポイント

 

フリーランスエージェントの選定ポイントを4つピックアップしました。いずれも重要なポイントになるため、サービス選定前にチェックしましょう。

 

■自社の課題を明確にする

フリーランスエージェント(フリーランスマッチング)の選定は、自社の課題を明確にしたうえで進めてください。課題の明確化により必要な人材が明確となるため、サービス選定を進めやすくなります。

 

一例として、自社の生産性に問題を抱えているケースで、具体的な課題と必要な人材を考えてみましょう。業務のIT化による生産性向上を課題とする場合、ITコンサルタントのスキルが必要といえます。また、新規プロジェクトの管理ができる人材がいない場合には、PM(プロジェクトマネージャー)のスキルを有する人材が役立ちます。

 

このように、課題を明確化することで、必要となる人材のタイプが見えてきます。

 

■得意分野をチェック

フリーランスエージェントの選定においてチェックしたいのが、エージェント各社の得意分野(登録者数の多い分野)です。多くのフリーランスエージェントは、ITエンジニア系の職種を強みとしていますが、なかにはITコンサルタントやPM、マーケターといった紹介に特化したフリーランスエージェントも存在します。

 

フリーランスエージェント各社のWebサイト(法人向けページ)をチェックすると、フリーランスの登録者数や内訳などが掲載されています。サイトによってはスキル別・専門分野別の登録者数も知ることができます。自社のニーズにマッチするフリーランスエージェントをピックアップしましょう。

 

■対応エリアをチェック

フリーランスエージェントによっては対応エリアが限られます。首都圏の企業であれば、大半のフリーランスエージェントを利用可能です。名古屋や大阪、福岡など首都圏以外の都市部に対応するエージェントも増えつつありますが、まだ少ないのが現状です。ただし、フルリモートの案件を受けているサービスであれば、地域を問わず利用できます。

 

■仲介事例をチェックする

フリーランスエージェントの選定に役立つ情報に、エージェント各社のWebサイトに掲載されている仲介事例があげられます。企業向けページに掲載された事例(利用企業のインタビュー)をチェックすれば、そのフリーランスエージェントの実績がわかります。

 

重点的にチェックしたいのは、自社と同じ課題を持つ企業の事例や、同業他社の事例です。自社に境遇が近い企業の事例を見ることにより、そのフリーランスエージェントが自社にマッチするか否かを判断しやすくなります。

課題・ニーズ別に見たフリーランスエージェントの向き・不向きの傾向

課題・ニーズ別に見たフリーランスエージェントの向き・不向きの傾向

 

フリーランスエージェントの選定は、自社の要望を踏まえて進めることが肝要です。次の表を参考にして、自社に適するエージェントのタイプを検討してください。

 

課題・要望

向き・不向きの傾向

なるべく早く人材を確保したい 

・提案スピードを特色とするサービスが適している

自社が都市部から離れている / 地方の支社でフリーランスを活用したい

・全国展開しているサービスが適している

・フルリモートの案件を掲載できるサービスであれば地域を問わない

実力重視でフリーランスを採用したい

・人材の基準を高めに設定しているサービスを選ぶ

・フリーランスの登録条件に指定教材の学習や試験合格を設定しているサービスもある

・登録者の平均年齢が高いサービスではベテランが多いケースもある

フリーランスエージェントの利用時に注意すべき点

フリーランスエージェントの利用時に注意すべき点

 

フリーランスエージェントを利用する際は、次の2点に注意してください。

 

■社員への事前説明を徹底する

フリーランスエージェントの利用を決定したら、社員への事前説明を行いましょう。とくにフリーランスの立場については、入念な説明を行ってください。

 

フリーランスエージェントから紹介される人材(フリーランス)に対して、発注側は指揮命令権を持ちません。誤って社員がフリーランスに残業を命じたり、契約にない雑務を行わせたりすると、トラブルにつながるので要注意です。社員への説明を徹底して、フリーランスが業務を遂行しやすい環境を整えましょう。

 

■費用対効果を定期検証する

フリーランスエージェントの利用には少なくない費用が発生します。たとえば、フリーランスエンジニアの契約単価は60万円台(1カ月あたり)が多くなっています。雇用と違い、手当や福利厚生、退職金といった費用は発生しないものの、費用対効果の観点から適切なコストを算出する必要があります。常駐のフリーランスが高額に感じる場合は、稼動条件をフルリモートにして、契約単価を安く抑えるのも一案です。

フリーランスエージェントを活用しよう

フリーランスエージェントの利用を検討する際は、まず自社の課題を明確化しましょう。サービス選定フェーズでは、エージェント各社の得意分野や対応エリア、実績などをチェックしてください。インターネットで収集できない情報については、フリーランスエージェント各社に問い合わせましょう。サービス導入フェーズでは、フリーランスの立場について社員に説明し、トラブルがないよう努めることも重要です。以上を踏まえて、具体的なサービス選定へ進んでください。

フリーランスエージェント 3選

1.ProConnect

(参照元:https://pro-connect.jp/)

サービス名

ProConnect

キャッチフレーズ

ハイクラスフリーランス紹介サービス

サービス概要

【1】4,000名のDX専門家からピンポイント人材を選抜
DX/ITプロジェクトの最前線で活躍するフリーランス4000人の中から、貴社の課題にマッチしている人材を選抜します。

【2】経験者による実行&手数料が低いため、 スピーディーかつ低コストを実現
ピンポイントな経験者が、効率よく、高い成功確率でプロジェクトを推進いたします。

【3】運営会社もコンサルファームのため高解像度なご提案が可能
ProConnectを運営するWorkXもコンサルファームのため、 企業の課題への理解度が高く、プロジェクトに真にマッチしたご提案が可能です。

向いてる形態

BtoB

導入社数

約 150 社

(2019年04月01日時点)

導入企業の傾向

業界・領域問わず、条件や支援内容も多岐にわたります。

運営企業

株式会社WorkX

サービス詳細

ProConnectの詳細を見る

サービス資料

 

2.PROsheet

(参照元:https://prosheet.jp/)

サービス名

PROsheet

キャッチフレーズ

プロフェッショナルが活きる場所。

サービス概要

PROsheetはフリーランスのための週2からのお仕事紹介サービスです。

【選ばれる理由】
・業界に精通したコンサルタント
・続けたくなるユニークな案件
・オープンな契約で納得の働き方
・稼働中も安心!充実のサポート
・「好き」を伸ばすキャリア支援

(参照元:ランサーズエージェンシー株式会社ホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

機能一覧

・契約内容の調整
・好きを伸ばすキャリア支援
・稼働にまつわる不安解消

価格

・価格はお問合せください

運営企業

ランサーズエージェンシー株式会社

サービス詳細

PROsheetの詳細を見る

 

3.ITプロパートナーズ

(参照元:https://itpropartners.com/)

サービス名

ITプロパートナーズ

キャッチフレーズ

週2日からの案件紹介

サービス概要

IT起業家・フリーランスの自立を支えるお仕事紹介サービスです。

【特長】
・週 2 日から働ける
・エンド直なので高単価
・トレンド技術を取り入れた魅力的な案件多数
・エージェントサポート

(参照元:株式会社Hajimariホームページ)

向いてる形態

BtoB/BtoC

価格

・価格はお問合せください

運営企業

株式会社 Hajimari(旧ITプロパートナーズ)

サービス詳細

ITプロパートナーズの詳細を見る