これまでハードルが高いとされてきたアプリ開発を、プログラミングの知識なしで容易に制作できるようにしたスマホアプリ開発ツール(アプリ開発 プラットフォーム)。ここでは、数多く提供されているスマホアプリ開発ツールの中から、自社に適したものを比較選定するポイントと導入時の注意点を説明します。
また、導入実績の多い代表的なスマホアプリ開発ツール(アプリ開発 プラットフォーム)をご紹介します。実際に利用する企業の活用事例も交えながら、サービスの強みや特徴の解説を行います。自社の課題や目的に照らし、適切なサービスを見つけてください。
スマホアプリ開発ツールの比較方法・選び方
スマホアプリ開発ツールを比較選定する際のポイント

スマホアプリ開発ツールを選ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
- iOSとAndroidのどちらに対応しているか
 - 目的に合ったアプリを開発できるか
 - 料金プランは自社に合っているか
 - サポート体制はあるか
 
1つずつ解説していきます。
■iOSとAndroidのどちらに対応しているか
iOSとAndroidではプログラム言語が違うため、通常、アプリを開発するときはそれぞれに制作する必要があります。スマホアプリ開発ツールには、どちらかにしか対応していないものと、両方に対応するクロスプラットフォーム型のものがあります。
クロスプラットフォームであれば、一つのソースで複数の異なるOSやソフトウェアで同じように動作させることが可能です。iOSとAndroidの両方を開発したい場合は、クロスプラットフォーム型を選ぶとよいでしょう。
■目的に合ったアプリを開発できるか
アプリ開発ツールの基本機能は、テンプレートやドラッグ&ドロップといった簡便な操作でのアプリ制作と表示・動作テストです。これにくわえ、サービスによってさまざま付加機能が提供されています。
たとえば、プッシュ通知やニュース・クーポンの配信、オンライン予約、決済といった機能は販促に役立ちます。アプリの分析機能が搭載されているタイプであれば、効果測定が容易です。自社の導入目的に合った機能を備えているか、事前にチェックしましょう。
■料金プランは自社に合っているか
スマホアプリ開発ツールの料金体系は、使える機能によって段階的に金額が変わる月額固定で提供されているものが多くなっています。サービスによっては無料プランから試せるものもあります。自社に必要な機能を見極めてから比較検討すると失敗がありません。
料金を比較する際は、以下の点を確認するとよいでしょう。
- 初期費用の有無
 - 無料トライアルの有無
 - 月額費用と使用可能な機能の範囲
 - アプリダウンロード数の上限
 - ディスク容量の制限
 - サポート費用の有無
 
■サポート体制はあるか
とくに初めてのアプリ開発では、アプリ開発ツールを使っていても、不明点は多く出てくるものです。リリースにたどり着くまでには、開発・テスト・公開申請とやらなくてはいけないことが多岐にわたります。また、OSアップデート時の対応に迷うこともあるでしょう。
自社にノウハウがない場合は、サポート体制について確認することをおすすめします。料金プランによって、サポートの範囲が制限されていることもあるので、事前にチェックしましょう。
課題別の向き・不向き

どのようなアプリを作りたいかによって、適したアプリ開発ツールの選び方は変わってきます。向き・不向きの傾向を以下に整理しました。
| 
 課題  | 
 向き・不向きの傾向  | 
|---|---|
| 
 自社にアプリ運営のノウハウがない  | 
 ・アプリ開発からストア申請までワンストップでカバーしているサービスが便利 ・テクニカル面だけでなく、効果アップへのアドバイスなど運営面のサポートを受けられるサービス・プランを利用する  | 
| 
 アプリの機能を充実させたい  | 
 ・外部連携機能を充実させているサービスであれば、アプリの機能性を高めやすい ・アプリ開発の難易度は上がるが、HTMLやCSSなどを使ってカスタマイズできるタイプを選ぶと、より理想的な形に近付けられる  | 
| 
 アプリの効果分析をしたい  | 
 ・アプリの効果検証ができる分析機能を提供しているサービスが向いている  | 
| 
 アプリ開発にコストをかけられない  | 
 ・無料で利用できるアプリ開発ツールで試し、費用対効果があうなら本格導入するという方法がある ・有料プランは機能によって価格帯に幅があるので、アプリに求める機能を絞り込んだうえでプランを検討する  | 
導入時に注意すべき点
 
アプリ開発ツールを導入する際に注意しておきたい点を挙げます。
■カスタマイズには限界がある
アプリ開発ツールを活用すれば、プログラミング不要で容易にアプリ制作をすることが可能です。ただし、あらかじめ用意されているプログラムを組み合わせて作るというツールの特性上、どうしてもカスタマイズ性には限界があります。独創的な機能を搭載したアプリをリリースしたい場合は、開発専門会社に外注したほうがよいケースがあります。
■運用コストがかかる
ツールを利用することでアプリ開発にかかる初期費用は抑えられますが、月額利用料として運用コストが発生します。ただし、独自に開発した場合でもOSのアップデートに対応するためのコストや機能追加によるコストは随時発生します。
アプリ開発ツールの中には無償でアップデート対応を行っているものもあり、総合的にどちらが効率的かは判断が分かれるところです。事前にシミュレーションし、費用対効果を考えてから検討することをおすすめします。
導入に失敗しないために
スマホアプリ開発ツールを選定する際の大きなポイントとなるのは、何を実現するために導入するのか、どんな機能を付けるかという点を事前に決めておくことです。多彩な機能や外部連携を備えたツールが多数提供されているので、短期間で自社が求めるアプリ開発が可能になっています。ここで紹介したポイントを参考に、自社に適したツールを検討してください。
スマホアプリ開発ツール・デプロイツール 7選
1.Testablish

(参照元:https://www.sra.co.jp/testablish/)
| 
 サービス名  | 
 Testablish  | 
| 
 キャッチフレーズ  | 
 最大90%のテスト工数削減率を実現可能!  | 
| 
 サービス概要  | 
 『Testablish』はノンプログラミングでWebアプリケーションのテストを自動化する  | 
| 
 向いてる形態  | 
 BtoB/BtoC  | 
| 
 価格  | 
・価格はお問合せください  | 
| 
 運営企業  | 
|
| 
 サービス詳細  | 
2.APPBOX(アップボックス)

(参照元:https://iridge.jp/service/appbox/)
[service_id:2033]
3.JointApps(ジョイントアップス)

(参照元:https://www.jointapps.net/)
| 
 サービス名  | 
 JointApps(ジョイントアップス)  | 
| 
 キャッチフレーズ  | 
 気軽にアプリ作りが体験できるアプリ  | 
| 
 サービス概要  | 
 ●Joint Appsとは?  | 
| 
 向いてる形態  | 
 BtoB/BtoC  | 
| 
 価格  | 
・0円 / 1台  | 
| 
 運営企業  | 
|
| 
 サービス詳細  | 
4.Yappli(ヤプリ)

(参照元:https://yapp.li/)
| 
 サービス名  | 
 Yappli(ヤプリ)  | 
| 
 キャッチフレーズ  | 
 アプリ開発・運用・分析をノーコードで提供  | 
| 
 サービス概要  | 
 ●スピード開発  | 
| 
 向いてる形態  | 
 BtoB/BtoC  | 
| 
 導入社数  | 
 約 450 社 (2021年02月06日時点)  | 
| 
 機能一覧  | 
 ・基本機能  | 
| 
 価格  | 
・価格はお問合せください  | 
| 
 運営企業  | 
|
| 
 サービス詳細  | 
5.SmartBeat (スマートビート)(2022年3月サービス終了)
| 
 サービス名  | 
 SmartBeat (スマートビート)  | 
| 
 キャッチフレーズ  | 
 スマホアプリの エラー検知・解析ツール  | 
| 
 サービス概要  | 
 ●様々な種類のエラーを徹底的に検知  | 
| 
 向いてる形態  | 
 BtoB  | 
| 
 機能一覧  | 
 ・検知  | 
| 
 価格  | 
・価格はお問合せください  | 
| 
 運営企業  | 
|
| 
 サービス詳細  | 
6.DeployGate (ディプロイゲート)

(参照元:https://deploygate.com/)
| 
 サービス名  | 
 DeployGate (ディプロイゲート)  | 
| 
 キャッチフレーズ  | 
 開発中のアプリを、みんなで試そう  | 
| 
 サービス概要  | 
 DeployGateは開発中のiOS/Androidアプリを簡単にテスターや開発チームメンバーと共有することで  | 
| 
 向いてる形態  | 
 BtoB  | 
| 
 機能一覧  | 
 ・わかりやすいガイド  | 
| 
 価格  | 
・個人開発者向けプラン(Free)  0円 / 月額  | 
| 
 運営企業  | 
|
| 
 サービス詳細  | 
7.TestFairy (テストフェアリー)

(参照元:https://interarrows.com/testfairy.html)
| 
 サービス名  | 
 TestFairy (テストフェアリー)  | 
| 
 キャッチフレーズ  | 
 「ベータ版アプリ」テストプラットフォーム  | 
| 
 サービス概要  | 
 作業工程の多いモバイルアプリのテストに関して、クラウドとテクノロジーを活用し、主要バグを自動的レポート。簡単、迅速、正確、安価なテストデータを提供できるプラットフォームを提供。  | 
| 
 向いてる形態  | 
 BtoB/BtoC  | 
| 
 機能一覧  | 
 ・バグ発生ビデオ  | 
| 
 価格  | 
・価格はお問合せください  | 
| 
 運営企業  | 
|
| 
 サービス詳細  | 
        
                
                
                
                                                    
                                                
                
                    
                    
                    
                    
                    株式会社シーラベルについて