企業が行う消費者ニーズ調査やブランド調査などのマーケティングリサーチをサポートするのがマーケティングリサーチ会社です。工数の多いリサーチ業務を一気通貫で代行し、客観的な視点から調査仮説の検証を行います。本記事では、マーケティングリサーチ会社のサービス内容やメリット、利用する流れを説明します。

マーケティングリサーチ会社の導入を検討している方は以下の記事も参考にしてください。
マーケティングリサーチ会社 3選|比較・選定ポイントとおすすめ「マーケティングリサーチサービス」の特徴

マーケティングリサーチ会社とは

マーケティングリサーチとは、企業がマーケティング活動を行うために必要となる消費者や顧客の情報を収集・分析する調査の総称です。

 

マーケティングリサーチは「定量調査」と「定性調査」の2種類に大別され、それぞれ様々な手法で実施されます。

 

 

定量調査

定性調査

調査内容

調査結果を数量や割合などで把握して集計・分析する

数値や割合で表現できない心の動きや行動を把握・分析する

対象人数

数百人~数千人

数人~数十人

主な手法

・ネットリサーチ

・郵送調査

・電話調査

・会場調査(CLT)

・ホームユーステスト(HUT)

・デプスインタビュー(1対1)

・グループインタビュー(複数名)

・行動観察調査

 

課題や目的に合ったマーケティングリサーチを選択し、適切に実施するには専門的な知識・ノウハウが必要となるため、調査業務を代行するマーケティングリサーチ会社に依頼するケースが増えています。

 

マーケティングリサーチ会社では、専任のリサーチャーが自社の課題・目的に合った調査手法を提案し、調査票の設計から実施、分析まで一気通貫でサポートしてくれます。

 

近年はインターネット調査を活用する企業が増えており、そこに特化した調査会社も増加傾向です。

マーケティングリサーチ会社のサービス内容

マーケティングリサーチ会社のサービス内容

 

マーケティングリサーチ会社のサービス内容は、提供会社や調査手法によって異なります。ここでは、一般的な定量調査での提供内容を説明します。

調査計画の立案

マーケティングリサーチ会社では、クライアントのマーケティング課題をもとに調査目的を整理して調査計画を立案します。調査で明らかにしたいことや調査結果の予測(仮説)を立て、それらの検証に適した調査手法・対象者を選定します。

 

  • ヒアリング・調査目的の整理
  • 仮説立案
  • 調査手法の選定・提案
  • 調査スケジュールの策定
  • 調査対象者の選定

調査票の設計・実査(リサーチの実施)

調査の目的や仮説に沿って調査票を作成し、実査を行います。調査対象者としてマーケティングリサーチ会社の調査パネルやモニターを使用することも可能です。

 

  • 調査項目の整理・調査票の作成
  • アンケートシステムや調査会場の準備
  • 調査対象者(パネルやモニター)の選定・呼集
  • 事前調査(スクリーニング調査)の実施
  • 本調査の実施

回答の集計・分析・報告

調査の目的や仮説に沿って回答データの集計・分析を行い、仮説の検証結果や結果から得られた考察を報告書にまとめます。

 

  • データ集計(単純集計・クロス集計・多変量解析など)
  • 分析・仮説の検証
  • ローデータや集計データの提供
  • 報告書の作成

マーケティングリサーチ会社に依頼するメリット

マーケティングリサーチ会社に依頼するメリット

 

主に3つのメリット・効果が期待できます。

バイアスのない調査の実施

設問の順番や設問文が不適切だと回答者に先入観を与え、回答結果に偏り(バイアス)が生じることがあります。バイアスのある調査では、結果の有意性が疑われてしまいます。

 

マーケティングリサーチ会社では、調査のセオリー・ノウハウを熟知したリサーチャーが調査票の設計や設問作成を行うため、バイアスのかからない調査を実施することができます。

リサーチ業務の効率化

マーケティングリサーチは工程が多いうえ専門知識を要するため、自社で実施・分析するのは難しいケースが多いでしょう。マーケティングリサーチ会社に外注すれば、調査設計から実査、集計・分析まで一気通貫で委託することができるため、リサーチ業務の工数を大幅に削減できます。

客観的・高精度な仮説の検証

調査結果の分析を自社で行うと、自社にとって有利な回答やデータに目を向けがちになり、正確な分析結果が得られなくなる可能性があります。マーケティングリサーチ会社では、課題や仮説に基づいて客観的な視点でデータ分析を行うため、高精度な検証結果が得られます。

マーケティングリサーチ会社を利用する流れ

マーケティングリサーチ会社を利用する流れは以下の通りです。

相談・打ち合わせ

マーケティングリサーチ会社のホームページにあるメールフォームや電話で、実施したい調査について相談します。後日、リサーチ会社の担当者と打ち合わせを行い、具体的な調査内容やスケジュールをすり合わせます。事前に自社のマーケティング課題や調査で明らかにしたい内容を整理しておきましょう。

調査企画書・見積書の確認

打ち合わせの内容を受け、リサーチ会社から調査企画書と見積書が提示されます。調査の実施方法や対象者、調査期間、見積書に含まれるサービス内容を確認し、不明点がある場合はこの段階で確認しておきましょう。

調査票の確認・実査

調査計画に沿って調査票が作成・提示されます。調査項目や設問内容をチェックし、不備がある場合は修正してもらいます。ネットリサーチの場合は、アンケートシステムが問題なく作動するか確認しましょう。調査票が確定したら実査に入ります。

調査結果の確認

マーケティングリサーチ会社から回答データや分析結果をまとめた報告書が提出されるので、仮説の検証結果や分析から得られた知見を確認します。

リサーチ業務はマーケティングリサーチ会社に委託しよう

消費者や顧客のニーズに合った商品開発・販促活動を行うには、マーケティングリサーチが欠かせません。様々な調査手法の専門ノウハウを有するマーケティングリサーチ会社を利用すれば、自社の課題・目的に沿った調査を効率的かつ適切に実施することができます。

 

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